上手いイラストとは何だろう?

こんにちは、存在しないモノを描いている妖怪、洋伯(よはく)です。
私は普段、存在しないモノをキャラクター化したり見たことのない世界を創ったりしています。

私はイラストを一から独学で勉強してきましたが、上手いイラストとは何だろうかと考えていました。
人はそれぞれ好みがあって、自分が下手だと思うイラストでも上手いと言って見ている人もいるし、逆に特定の有名な人のイラスト以外下手だ、と言う厳しい人もいます。
まずは上手い下手を言語化するために、イラストとは何かということを調べてみました。
以下weblio辞書さんに載っているイラストの意味です。
「illust.」とは、英語の「illustration」を省略した形である。具体的には、絵や図などの視覚的な表現手段を指す。書籍やウェブサイト、広告などのメディアで、文章やデータを補完し、理解を助けるために用いられる。
つまりメインの文章やデータなど伝えたいことがあって、それを視覚的に伝える為に使う挿絵のことです。

イラストという単語のみが流行してしまって、絵という単語と同じ意味でイラストという言葉を使っている人が多い気がします。
イラストの意味が分かっていれば、”イラストを描くことが趣味”というセリフはあまり出てはきませんよね。

私、分かりづらい文章とかに分かりやすく絵を描くのが趣味なのよねぇ、という意味になってしまいますよね(笑)
そういう趣味の人もいるとは思いますが、大体は絵を描くのが趣味という意味で言っている人がほとんどだと思います。
つまりここでは、イラストとは挿絵という意味で文章や状況などを分かり易く伝える為の絵、という意味で”上手いイラストとは何か”という事について言及していきます。
絵は好みが様々なので上手いも下手も無いとは思いますが、イラストという意味になれば内容が伝わるか伝わらないかという点で、上手い下手が決まってきます。
上手いイラストに必要な要素

上手いイラストは、イラストによって物語の状況などを分かり易く伝えることができるものを指します。
なので上手いイラストに必要な要素というのは、言葉で説明できなければいけません。
それでは状況を説明できる上手いイラストとはどういう要素があるものなのでしょうか。

他人に状況を説明するときは、言葉と一緒で要素が決まっています。
状況を説明するには時間、場所、誰が、何をどうした、どういう気持ちでという5項目を考えてイラストを制作することが大事だと私は思います。
上手いイラストにするためには、この要素を取捨選択して重要な要素は見やすくしていく作業に時間を割くことになります。

つまり、下書きを描く前の段階になります。
またイラストを見て内容に共感したり感情を動かせるものがより印象的なイラストになります。
感情を動かせるものは記憶に残りやすいので挿絵としては上手いイラストということになります。
イラストによって分かり易くなると同時にイラストによって本文の内容を覚えやすくなります。
時間
時間というのは単に何時ということではなく、季節なども含めた時間になります。
例えば、子供向けのサービスなどで正月の時期に販促のイラストを描くとします。
楽しそうな正月をテーマにイラストを作成することになった場合は、正月だと分かるものをイラストの中に入れることになります。

また正月の挨拶周りであれば昼前後の明るい時間帯ですが、参拝の様子をイラストにするとしたら夜になりますが、楽しい雰囲気を出すには出店などの明かりなどで明るくする必要があったりします。

着物など服を考えたり、門松などのアイテムで時期やイベントが表現できます。
簡単に言うと、季節が分かるものを入れて、時間帯もわかるライティングをすることでイラストの時間が分かるように考えます。
場所
場所の設定が曖昧だとシチュエーションが捉えづらくなるので、イラストの内容が起こっている場所を最初に決めます。

例えば場所を決めずに正月のイラストを描いてしまうと、門松がある玄関前でお年玉をもらっているイラストになったり、部屋の中で羽子板をしているイラストになってしまうこともあります。

イラスト内の出来事に違和感がないように考えます。
部屋の中で羽子板をしているイラストであれば、言う事をきかない孫のイラストを描くには適しています。
その場合は困っている顔の両親や祖父母をイラストに入れることになります。
誰が(人物)
基本的には出来事には人間や動物などが関わってくることがほとんどです。
なので、誰がイラスト内の出来事に関わっていてテーマを体現しているキャラクターは誰なのかを考えます。
例えば正月の楽しい雰囲気の中で、お年玉をおじいちゃんから貰っている孫を描くとすると、主人公は孫になっておじいちゃんがサブの主人公になります。

この様にキャラクターが複数いる場合は、どちらがイラストのテーマにあっている表情をしているのかを考えて、関係しているキャラクターを大きく描いたり目立たせて描きます。

言い換えると、メインでないキャラクターを目立たなくしていきます。
何を、どうした
ドラマが生まれて感情が動くには、人物や動物が何かをどうにかすることによって、イベントが起きています。

楽しい雰囲気の正月のイラストを描くとしたら、”(何を)お年玉を”、”(どうした)貰う”であったり、”(何を)羽子板で”、”(どうした)親戚と遊んだ”といった行動を決めていきます。
私も初めてイラストを描いてみようと思ったときに、雰囲気はどう出すのか分かりませんでした。
例えば楽しい雰囲気の正月のイラストを描く時なども、みんながニコニコ団らんしているのを遠くから見たようなイラストしか描けませんでした。
実際の正月はコタツに入ってしゃべるくらいなので、本当のシチュエーションを想像してしまうと魅力的な上手いイラストにはなりません。

上手いイラストや絵は上手に嘘をつくことから始めます。
イラストは本当の事をそのまま描くことが大事な時もありますが、基本的には文章を分かり易くしたりするために、誇張したり実際にはないシチュエーションを描いて文章に沿った感情の動きを生み出すことがポイントになります。
どういう気持ちで
上記してきたように、どういう気持ちなのかというのがイラストでは重要になります。

ワクワクするイラストも、これからどうなるのか、とある種不安になるような要素をイラストに入れたりすることによって感情を動かした結果にワクワクします。
個人的には”どういう気持ちになるのか”というのが上手いイラストにとっては重要な要素なのではと思います。

”楽しい雰囲気”というのがメインテーマになる場合は、この気持ちの部分を軸にイラストを考えていきます。
印象的な上手いイラストを描くためには、根本に”テーマとなる気持ち”があって、ほかの要素はこのテーマに沿った要素を組み込んでいきます。
イラストの描き方

私が自由にイラストを描くときにやっている作業は次の通りです。
- どういう状況のイラストを描くか決める
- その状況のイラスト内での雰囲気(テーマ)を考える
- 雰囲気を伝える為に必要な時間、人、モノなどの要素を組みかえて書きだす。
- 実際に簡単な絵にして何パターンか描いてみる。
- 下書き
1と2は順不同で雰囲気(テーマ)が先行することも多いです。
4は小さく四角を沢山描いてその中にササっと描いていくのがお勧めです。
絵やイラストを勉強せずに描きはじめた時に、何も考えずに描き始めることが多くて、完成した後のクオリティが安定していませんでした。
下書きの時点で完成が思い浮かんでいなかったので、色を塗っている間に”あれっ?”となることが多くて十枚に一枚納得する絵やイラストが描けるといった感じでした。

何なら絵やイラストが思うように描けなくなることもありました。つらいな~
しかし上記したイラストの描き方を実践して考えてから描き始めることによって、下書きの時点で完成が分かっているので自分自身もワクワクしながら絵を描き進めることができます。
イラストや絵が上手い画家の方や、イラストの教本を読み漁って自分で試した結果、上手いイラストは、正しいやり方で練習していけば誰にでも描けると思いました。
まとめ
文章などを分かり易くするために使う挿絵という意味でのイラストには描き方があります。
他人にものを説明するのと同じで、時間、場所、誰が、何をどうした、という事が大事になってきます。
上手いと思うイラストは更にそこに、どういう気持ちで、というイラストのテーマになる感情が入っています。
私はイラストを制作する際には、以上の5項目を吟味して特定の感情を表現するにはどういった時間で、どこで、だれが何をしたのかを考えていきます。
実際のシーンというよりも、テーマである感情を感じやすいような設定を考えていきます。
上手いイラストとはそのまま描くのではなくて、上手に嘘をついて設定していきます。
下書きの時点でイラストのクオリティは決まってくるので描く前によく考えて描くことが良いと思います。

上手いイラストが描けるように勉強して沢山練習したいですね!
上手くなればイラストを描くのがとても楽しくなります。
楽しくイラストを描きましょう!!
記事/イラスト: 洋伯(よはく)



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