
こんにちは、存在しないモノを描いている妖怪、洋伯(よはく)です。
私は普段、存在しないモノをキャラクター化したり見たことのない世界を創ったりしています。
私はまったくの未経験から絵を描き始め、いまでは大変ありがたいことに絵やイラストの依頼を受けることが普通になりました。

しかし最初に絵の依頼を受けたときはどの様にその依頼を進めたらよいか分からずご依頼主の方にかなり迷惑をおかけしたこともあるかと思います。

とほほ。。。。
しかしそんな私も繰り返し絵の依頼をこなすことで仕事としての進め方や流れが分かるようになり普通にできるようになりました。
絵やイラストは趣味でやっていようと、依頼する側の好みはそれぞれですので、ありがたいことにプロアマ関係なく依頼をしてくれます。
時々自信のないアマのアーティストやイラストレーターの方で、お金を貰わないで仕事を受けたりする変わった方々がおられます。。。。

資本主義ではお金を払うことによって依頼をし、自分のできないことをやってもらうのは普通のことです。
なので絵やイラストを始めたばかりで依頼されないと思っていたら大間違い!
自分は絵がヘタなので、、、、と言って謙遜している場合ではありません。
人の感覚はそれぞれなので、好みで欲しいものは変わります。

少し前に流行った下手ウマみたいなジャンルも分かりやすい例かと思います。

下手ウマは個人的には雰囲気がかわいくて好きですが、正直子供がノートに描いた落書きのようです。
あとプライドが高い人などは”なんでこの人は私より下手なのに依頼が来るのだろう”と考えたりしているかと思いますが、それは自分の絵にも言えてしまうので超危険な発想です!
絵やイラストが上手い人だけに依頼が来るとしたら世の中の50人くらいで世界中の仕事が済んでしまいます笑
その50人の中に私含めあなたは入っていませんし、おそらく活躍して有名な人でもその中に入っている人はごくわずかでしょう。それこそリアルなものがいい場合などはAIや写真に軍配があがってしまいます。

一番売れているのが一番美味しいものだとするとそれはカップラーメンになってしまう、ということが言われてたりしますよね。
ということで絵やイラストの依頼が来たら自信をもって仕事を進めていきましょう。
それでは私の場合の、依頼からの絵の制作の進め方を紹介していきたいと思います。 絵の依頼をこれから受けるようになりたい方などの参考になればと思います。
絵やイラストの依頼をいただく

絵やイラストの仕事は世の中に沢山存在していますが、まずは依頼をされないと仕事は始められません。

仕事でイラストレーターをしている方は滅茶苦茶営業をして未来の依頼主に依頼されるようにまず知ってもらうという作業をしています。
また最近ではSNSやホームページなどネット上での露出からの依頼というのも沢山あります。
まずは自分が絵を描いていて依頼を受け付けていることをちゃんと明記しておきましょう。ここは意外と盲点で、依頼を受け付けていることを明記していないと頼んでよいのか分からずチャンスを無くしている可能性もあります。

流行りの絵を描いていたり、圧倒的に素敵な絵を描いている方は依頼できることを明記せずとも依頼が来ることはありますが、私のように謎の絵を描いている人はちゃんと依頼できることを明記しておきましょう!
私は海外の方の案件が多いこともあって英語で依頼受け付けてる旨をSNSのプロフィールに表示していてポートフォリオのリンクを貼って作品を見れるようにしたり、SNSには依頼して制作したものを明記して投稿したりして、絵の依頼をいただいて制作できることを分かるようにしています。
私の場合は個人様や海外の方がSNSから、ネットは企業様からご依頼をいただくことが多い気がします。なぜかは分かりませんが英語でサイトを運営をしていたころも海外の方のご依頼はネットではなくSNSが多かった気がします。

ともかく絵の依頼受け付けてますよ!ってアピールしましょう。
絵やイラストの依頼の進め方

絵の依頼が来た場合、私が行っている進め方を紹介します。

絵やイラストの依頼が来るとウキウキします♪ 描いたことのない絵だとさらに楽しいですよね。
依頼が自分のものかどうか確認する

まずは絵やイラストの依頼が、自分がやるべき依頼なのかどうかを吟味します。

つまり依頼をやるかやらないか見極めます。
私は自分の好きな世界観を提示するアーティスト寄りのイラストレーターなので癖のある絵を描いています。

私のSNSを見て依頼をくれたとしても、案件の内容を見てみると”なぜ私に頼んだのだろう”となるものがあったりします。
これは嬉しいことでもありますが、自分が描きたくないスタイルだったり描けないスタイルで絵を依頼されたとしても、まず上手く描けないしその案件から次につながることはほぼありません。

分かりやすく言うと、奇妙な世界や妖怪の絵を描いている私に綺麗な女性キャラの絵を依頼してくるような感じです。ポートフォリオにもなければ投稿に1枚も女性キャラは登場しません笑
そんな依頼来ないでしょ、と思うかもしれませんが意外と来たりしますがお断りしています。

もし自分が挑戦したいと思えば全然スタイルが違っても受けた方がいいです!変なものができてしまって依頼側もこちらも何かきまずい雰囲気になることも多々ありましたがいい経験になりました笑
もちろん上記したようにスタイルの話もそうですが、依頼主が希望する予算や納期に間に合わない場合も依頼を進めずにちゃんと断ることが大事です。
見積作成
絵やイラストを仕事として依頼を受けることがきまったときに一番最初に悩むのが見積り、つまり絵やイラストの値段を決める部分ではないでしょうか。

みんなどれくらいでやっているのかなぁ、高いと断られちゃうかなぁ。とかいろいろ考えちゃいますよね。
絵の値段とイラストの値段は色々シチュエーションで変わったりしますが、今回は共通している部分について私のやり方を紹介していきます。
まず大前提として、値段はあってないようなものなので参考程度によろしくお願いします。

私は下書き制作代 + 絵の描き込み具合・大きさ・制作時間 + 訂正回数
だいたいこんな感じで決めています。
下描き制作代金
こんな感じに描きます、という下描きを作る際にかかる金額を決めます。
時々下描きは無料で依頼を進めてしまう方がいたりしますが、ここでも紙や画材代、描くものを調べたりする時間、また下描きの制作にかかる時間などがかかっており、時給換算して問題なさそうな金額でお金をいただきましょう。
また簡単に下描き描けそうと思って依頼を受けて下描きを速攻で出したところ、下描きに対して訂正が入り、下描きの時点で大量の連絡や制作に時間を取られて歯がゆい思いをしたことがあります。
また無料だと思うと無限にオーダーを繰り返してくるという依頼者さんも時々いらっしゃいます。
なので初めて依頼をくれた方に私は、下描きの訂正回数上限や、金額を提示して取引がスムーズに進むように案内をしています。
絵の描き込み具合・大きさ・制作時間等 制作そのものの代金
依頼されている絵の内容や大きさ、それによってかかる制作時間の変動があるかと思うので自分の時給がいくらがいいのか、などを考えて決めます。
分かりやすい金額でいくと最低賃金の時給で換算するのも良いでしょう。

仕事で依頼を受けると考えると緊張してしまう気持ちもわかりますが、バイト等で貰っている最低賃金で受けると考えると気が楽ではないでしょうか。
また大きいものを描くとインクや絵具の量が増えますし、配送する場合は配送費もかかります。また制作する題材に描き込みが多かったり面倒な題材だったりすると制作時間が多くなってしまいます。
ちゃんと仕事として依頼を受けていると上記に加えて制作している間の家のエアコン代や家賃、使っているサブスクのソフト代なども考慮したり色々なものを料金に加える必要があります。
が、趣味でやっている場合はそこまで深く考えなくてもよいでしょう。

こういったバランスを考えて料金を決めていきます。また時給を決められないという人は自分が月に欲しい給料を決めて日割りで計算してみましょう。
訂正回数に合わせた訂正代金
特にイラストやデジタル納品の場合は訂正という作業が発生しますが、その場合の訂正上限とその回数を超えた場合の料金や上限訂正回数を決めておきます。
絵を描き終わったと思ってから急な変更があったりすると困りますよね。
なので私は、依頼されていた当初のものと大きく変更の場合は追加費用の請求、もしくはそこまでの費用をいただいて中断という形をとっています。
また細かい訂正も2~3回までとしています。

よく私の絵を見てくれている依頼者さんからの案件は、話合いは沢山しますが、基本的に高単価で訂正もほぼ0かあっても1回くらいです。
常識のある依頼者さんであればいいのですが、料金を決めておかないと無限に描き直しを依頼してきたりする方とかもいるので、ある程度こちらからルールや料金を提示してあげると案件を進めるうえで双方メリットがあります。

あとはいくら以下だと受けない、と最低金額を決めておくのも大切かと思います。というのも安すぎる値段を提示してくる方ほど、訂正回数が多かったりあとから注文が増えたりと言い方は悪いですが粗悪な依頼者が多いからです。
時々依頼してお金を払う方が偉いと勘違いをしている人がいるのですが、仕事はお金を払う代わりに技術や成果物を提出するという対等な取引になります。もちろん依頼があってお金がいただけるのでこちら側がありがたいと思ってやることは良いことですが、依頼側が頼んでやっているという態度は絶対にあってはいけません。

ファミレスやコンビニの店員さんに態度が悪い人たちはおそらくこれでしょう。ちなみに少し値段の高いお店にいくと態度の悪い人がぐっと減ることからも、安い値段でくる依頼は勇気をもって断ることも大事です。
制作

見積りを提示して問題がなければ依頼を進めて制作に入ります。
ここまできたら自分の持っている技量を思う存分発揮して依頼に応えましょう。

ここまできたら気を付けるのは料金の最大化と納期より前に必ず提出するということです。
料金の最大化というのは、依頼の見積に対して早く終われば時給がアップする、ということです。なので手を抜くのはダメですが、可能なかぎり早く絵を制作できれば勝手に時給がアップします。
また早く終わらせて納期に余裕をもって納品することは依頼された方にもいいことばかりです。
なので絵のクオリティを下げずに早く描けるようになるのは絵の依頼をこなすうえでかなり重要な技術かと私は思います。
請求・納品(訂正がなければ)
絵やイラストが完成したら依頼主に見せましょう。
特にデジタルの作品の場合なのですが、ここで注意したいのは、よく知らない依頼者さんの場合は見せる際に絵をそのまま使えないようにウォーターマークを入れてお渡しします。
ウォーターマークというのは透かしのことで、よくウェブ上の画像とかでも転載禁止のものは画像の上に薄い文字やマークが描かれていたりするのがありますが、あれをウォーターマークと言います。

いままでありませんが、料金を納めずに絵を使う悪質な依頼者もいるようなので私は入金が確認できる、もしくは信頼できる依頼者さん以外は入金確認前に完成品をお渡ししていません。
また海外の方の依頼の場合は制作の前に半額を入金していただいて、完了後に半額を入金していただいています。
請求書を発行する際はエクセルで作成すると見本もネット上にあって簡単です。
絵やイラストの依頼進め方まとめ

絵やイラストの制作の依頼をいただいたら、まずは自分への依頼なのか、また予算や納期などが自分が対応可能な依頼なのかを吟味します。
もし自分ができる依頼であれば見積り作成に進みます。
見積内容に問題がなければ制作にすすみますが、自分や依頼された方の利益の為に可能な限り丁寧に早く制作していきます。
絵が完成したら依頼された方に見せますが、デジタルの場合は信頼できる方以外には支払いがあるまでウォーターマーク等を入れてそのまま使えないものを提出します。
特に無名の企業様や個人の方で初めて依頼をいただく方は特に気をつけて進めましょう。

依頼主も同じ人間なのでコミュニケーションを沢山とってお互いに問題がおきないように進めていきましょう! 無駄に苦しむ必要はないので変な人の依頼は断りましょう!
記事/イラスト: 洋伯(よはく)



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