外でも絵を描きたい
こんにちは、妖怪画家のヨハクです!
私は妖怪や和のモチーフの絵やイラストを描いています。
私は今まで水彩絵の具、アクリルガッシュ、アクリル絵具、油絵具、色鉛筆、マーカー、筆ペン、鉛筆、芯ホルダー、シャープペンシル、デジタル、など色々な画材で妖怪の絵を描いてきました。
どこへ行っても絵を描きたくて色々なものを持ち歩いて描いてみましたが、持ち物が多かったり、水が必要だったり、重かったり、高価なものは最終的に持ち歩くのが嫌になってしまうことが判明。
現在はボールペンを持ち歩いているのですが、そこに至った経緯を書いていこうと思います。
外出先で絵を描くということ、とは
私にとって外出先で絵を描くということ、とは、
- 気晴らしでカフェなどに行ったときに絵を描きたい。(狭いスペースで問題なく描ける)
- 散歩が好きなので持ち歩くことに苦労を感じたくない。(軽い、盗難や雨の心配はしたくない)
- 依頼品のスケッチ、構図、作品の案出し、絵の練習をしたい。( 細かく描き込める)
以上三つの要件を満たしていることがとても重要になってくる。
最初は鉛筆を持ち歩いていた
当初は濃淡がつけられるという理由から、鉛筆や芯ホルダーなどの鉛筆系画材をよく使っていました。
しかし個人的には鉛筆系の画材には気に入らないところが少しありました。
その気に入らないところ、というのが鉛筆や芯ホルダーには鉛筆削りやシャープナーが必要な点と、黒がテカるという点、そして汚れるという点です。
描いているときは楽しいのですが、手と紙は汚れるし色は薄いし外ではちょっと使いづらいと思いました。
鉛筆は濃淡がかなりつけられる画材なので重宝していたのですが、濃く黒を塗ると紙が潰れてテカってしまうし、テカらないように柔らかい鉛筆を用意すると持ち物が増えてしまいます。
また紙も、鉛筆がちゃんと画面に乗るように、ある程度絵を描くようなしっかりとしたスケッチブックが必要になってしまいます。
結構紙代もバカにならないのでここも重要なポイントです。
割とお気に入りだった筆ペン
韓国の偉大なアーティストであるキムジュンギ先生が愛用していたというぺんてるの筆ペンを一時期使っていました。
細い線から太い線まで出せて指でこすれば濃淡もある程度出せるのも筆ペンの良い点でした。
しかし筆ペンは長く使うほどインクでキャップの内側などが汚れていき、最終的には必ずインクが漏れたようなような状態になってしまいます。(おそらく持ち運び用ではない)
その解決策として、カートリッジ式の携帯用筆ペンというものも使用していましたが、こちらは墨がとてつもない早さでなくなってしまいました。
どれくらい早いかというと一日に二本使いきりました。笑
絵を描く用のものではないので仕方ないのですが。
筆ペンはお気に入りでしたが、墨の漏れと描画時の出すぎ問題で持ち運び用の画材としては少しダメでした。
筆は細い線から太い線まで自由自在なので慣れると一番便利です。
ボールペンにした理由
鉛筆のような曖昧な濃淡が出せるペンとして油性ボールペンに行きつきました。
油性ボールペンは、濃いめのテカらない、消せない鉛筆というイメージです。
また絵を描くのに使いやすい油性ボールペンは安価なものしかないので、気兼ねなく使うことが出来ます。
ここで言う油性ボールペンとは、ジェットストリームやアクロインキといったサラサラしたものではなく、昔ながらのネットリしている油性インクのボールペンです。
外出時に絵を描く時に重要な、軽い(一本持っていればOK)、安くて盗まれる心配や、雨に濡れる心配もない、細かい表現が出来る、という要件も満たしています。
個人的には油性ボールペンはお気に入りの持ち運び用の画材です。
使っているボールペン
上記したように、ボールペンを鉛筆のように濃淡を細かく表現したい場合は、さらさらしているインク(ジェットストリームやアクロインキ)ではなく、安いねっとりしたよく詰まるくらいの油性ボールペンを使います。イベントで配っているようなペンも使えたりします。
私はいろいろ試した結果、PILOTのSUPER GRIP G の1.6mmで描いています。
漫画みたいな表現で描く練習をしたいときはユニボールワン0.38mmを使っています。
1.6mmは一見太いように感じますが、ボールペンは先にボールが入っているので紙との接地面は意外と細くできます。
なので細い線と太い線が描けて、カスレも表現できるのです。
私はAntouのBall-Pen C という色々なボールペンのリフィルが入るペンを気に入って使っているので、PILOTのSUPER GRIP GのリフィルをBall-Pen Cに入れて使っています。
SUPER GRIP Gそのままの描き心地も好きなので、そのまま描いたりもしています。
使っているスケッチブック
スケッチブックはいろいろ使った結果、差し替えがしたかったのでルーズリーフとテフレーヌというバインダーを使っていましたが、ルーズリーフのコスパが著しく悪かったのでコピー用紙など好きな紙が使えて穴をあける必要がないものを探していました。
因みにコピー用紙A4は普通紙で一枚1円以下ですが、マルマンの無地のA4は一枚5円くらいです。
サイズや穴の分の面積などを考えると五倍以上の価格差があって無地のルーズリーフとコピー用紙に五倍の性能差を全く感じなかったです。
結局どちらでも安いですが、コスパが悪い方をわざわざ買う必要はありません。
今はBUTTERFLY BOARDさんのPAPER JACKET flex というアイテムのA5サイズを使っていて、A4コピー用紙を三十枚も閉じられて、差し替えもできるので重宝しています。
BUTTERFLY BOARDさんのPAPER JACKET flexは、A4のコピー用紙をたたんで持ち運びができるのですが、A5サイズは本当にコンパクトです。
まとめ
外出先でも作品やキャラクターの案出しや、構図やパースの練習をしたいと思っていて、あまり持ち運びが億劫ではない画材を探していましたが、きれいに濃淡が出せて安価で雨などで濡れて壊れたりする心配もないボールペンを使い始めました。
一本持っていればどこでも絵を描くことが出来るので、とてもおすすめです。
紙もほぼ色々なものに描くことが出来るので、お気に入りのスケッチブックに描くことが出来ます。
私はPILOTのSUPER GRIP G の1.6mmを使ってA4のコピー用紙に描いています。
コピー用紙はBUTTERFLY BOARDさんのPAPER JACKET flexのA5サイズにたたんで持ち運んでいます。
記事/イラスト: 妖怪画家ヨハク (YOHAKU Yokai Art)
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